ろーず
音信不通だなんて、考えられない話だわ。
れもん
私なら、彼の身に何かあったのか心配してしまいます。
ろーず
そんな事も考えられないクズ野郎じゃないかしら。
れもん
それは言い過ぎですよ。
ろーず
いいえ、久しぶりに頭にきたわ。
こんなの、付き合っているって言えないもの。
れもん
連絡しなくても、通ずるものがあると思っているのかもしれませんよ？
ろーず
通じないわよ。
現に彼女は、不安になっているじゃない。
れもん
たしかに、まったく愛情を感じませんね。
ろーず
そりゃそうよ。
恋愛って、お互いを必要とするものだからね。
れもん
彼からは、彼女を必要としているという意思が感じられませんよね。
ろーず
趣味が大切なのはわかるけれど、彼女をないがしろにし過ぎじゃないかしら。
れもん
そうですね、彼女も大切にしてほしいです。
ろーず
きっと、都合のいい遊び相手くらいにしか思っていないのよ。
れもん
彼女の束縛しない性格が、裏目に出てしまったのですね。
ろーず
ちょっと待って、それは気になるわね。
れもん
どうしたのですか？
ろーず
彼は束縛しないのを条件に、彼女と付き合ったんじゃないの？